待ち合わせまでに時間があったので阪急メンズに行った。
クリアランス真っ只中であちらこちらでプライスダウンの服が並ぶ。
一部のプロパー商品を除き値引きされた服を手にする人はいても
実際に購入する人は少ない。
売れ筋や人気商品は値引き除外品でもかなりの充実した服が所狭しと
並んでいる。
市場は飽和状態だとつくづく感じる。どこのブランドもクオリティーが高いし、
こだわりが随所に見られるけれど。
逆に飛びぬけて良いなと感じるのが少ない。
同じ価格帯であれば、なおさらどこで購入してもハズレはないと思う。
あまりに全体的にレベルが上がりすぎて甲乙つけがたいのが現状ではないだろうか。
選択肢が増えすぎて、良いものが多すぎて、ちょっとまてばセールになるし、プロパー価格での
消化率なんてどこも結構ヒドイのではないか。
だったら最初から適正価格で売って一切セールはしませんというスタイルのブランドがでてきても
良い気がするけれど。
生産数と定価をきっちりすれば、コントロールできるのではないだろうか。
売上を上げる=ロット数という考えに縛られすぎてるとこがほとんどで最初はそんな気はなくても
売れ始めると作れば作るほど売れるのではないかという期待で作りすぎて
結局、セールをやらなければ、在庫が処理しきれなくなりいつのまにかにその流れに
乗って抜け出せなくなってしまう。
まぁ、百貨店をはじめ業界の流れがセールを組み込むことが当たり前になってるから
抜け出すのも難しいことではあるけれど。